鳥かご
骨盤という土台の上に
胸郭という鳥かごが乗っています。
この鳥かごは
とても弾力のある肋骨という
骨組でできています。
土台がしっかりしていれば
鳥かごはゆらゆらと自由でいられます。
土台が傾くと
鳥かごはひしゃげてしまいます。
この鳥かごの中には
鳥はいませんが
風船のような肺があります。
鳥かごが自由なら
風船は目一杯膨らむことができます。
鳥かごがひしゃげると
風船は膨らみたくても
膨らむことができません。
風船がしっかり膨らまないと
からだに必要な酸素を
十分に取り入れることができません。
酸素を十分に取り入れられないと
呼吸は浅くなり、
からだの流れも悪くなり、
ストレスに弱くなります。
鳥かごがひしゃげると、
からだも
こころも
大きな影響を受けてしまうのです。
問題は
鳥かごがひしゃげていることに
自分ではなかなか気づかないことです。
本当は
もっと深く、
もっと大きく
呼吸することができるのですが、
吸おう吸おうと頑張っても
外枠である鳥かごが
ひしゃげていたのでは
しっかり吸うことはできません。
土台がしっかりしてくれないと
鳥かごは自由になれないのです。
土台がしっかり働いてくれれば
からだとこころの問題は
大抵なんとかなってしまいます。
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