胃袋？ゴミ袋？
食べ物を粗末にしてはいけない…
これは世代を問わず
浸透している考えだと思います。
最近では「MOTTAINAI」という言葉が
巷にあふれていて、
少しでもゴミを減らそうというのが
世の中の動きのようです。
ゴミを減らす…
これに関して異論をはさむ余地は
もちろん無いのですが、
食べ物に関しては、
どうにも間違った解釈が
されているように感じます。
人間は何かを食べることで
栄養を摂取して
生命を維持しています。
しかし、食べれば全てが
栄養になるかといえば
そういうわけではありません。
基本的に、消化できないものや、
過剰な栄養は排泄しますし、
排泄されない場合、
余分な脂肪という形になって
体中に蓄積されたりもします。
過剰な栄養を捨てるだけなら良いのですが、
常に過剰な栄養素が供給される環境にあれば
体はその栄養素をいらないものと判断し
必要な分さえ貯めなくなります。
カルシウムのサプリメントを飲んでるのに
骨粗しょう症が治らないなんて話はよく聞きます。
「もったいないから」食べたとしても
結局、栄養にならずに排泄するか
余計なものとして体に蓄積させている
ということです。
ゴミ袋に捨てるかわりに
自分の胃袋に捨てている
ということです。
自分の消化器に負担をかけて
なんとか排泄できれば良いですが、
排泄できずに、どんどん体重が増えたり、
さまざまな臓器に影響が出たりします。
自分の健康を損なってまで
MOTTAINAIを実践する必要は
はたしてあるのでしょうか？
もったいないから食べる…ではなく、
必要な分以上は料理を作らない、
必要な分以外は食材を買わない
という前段階が重要だと思います。
それでも余ってしまった分は
勇気をもって土に還しましょう。
たにざわ整体ＨＰ
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