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体の偏りはなぜ起きるのか〜偏り疲労の話〜3

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これまで2回にわたって、偏り疲労とは何か、そしてなぜ起きるのかをお伝えしてきました。今回は最終回として、偏り疲労の解消に向けた考え方と、日常でできることをお伝えします。


偏り疲労が抜けると、何が変わるか

偏り疲労の中心となる部位が整うと、体の変化は思いのほか速く現れます。

みぞおちの固さが緩むと、呼吸が深くなり、気持ちが少し楽になります。首の後ろの偏り疲労が抜けると、頭の重さが取れて、目がスッキリとしてきます。腰まわりの偏りが解消されると、足の疲れやだるさまで軽くなることがあります。

「揉んでもらっても、翌日にはまた元に戻る」という経験をお持ちの方もいると思います。それは多くの場合、偏りの中心ではなく、つらく感じる場所だけを緩めているためです。整体では、その人の体全体を観て偏りの中心を見極め、そこから全身の疲労感を抜いていくことを大切にしています。


「逆の動き」で偏りをほぐす

日常でできる偏りのリセットとして、まず意識してほしいのが「いつもと逆の動き」です。

カバンをいつも右肩にかけているなら、意識的に左肩にかけてみる。足をいつも右が上になるように組むなら、たまに左を上にしてみる。パソコン作業の後に、背中を丸めることが多いなら、少し胸を開くように伸びをしてみる。

「逆をやる」というのは、固定されかけた体に「別の方向もある」ということを思い出させる作業です。大げさな体操は必要ありません。日常の動作の中に、少し意識を入れるだけで、体の偏りは少しずつほぐれていきます。


よく使う部位を、意識的に休ませる

もうひとつ大切なのが、よく使っている部位を「意識的に休ませる」ことです。

考え事が多い日は、頭を使わない時間を意図的に作る。目をよく使う仕事の後は、目を閉じてしばらくぼーっとする。手先をよく使った日は、腕をだらんと下ろして、力を抜く時間を持つ。

整体では「ぼーっとする時間」を大切にしています。何もしていないように見えて、体は偏り疲労を自分で解消しようとしています。忙しい日々の中で、体が回復しようとする時間を意識的に確保することが、偏り疲労を溜め込まないための基本です。

使い続けることよりも、切り替えることが体には大切なのです。


偏りは、体からのメッセージ

体の偏りやそこから来る不調は、「同じ使い方をしすぎている」というサインです。治すべき問題というより、体が「そろそろ変えてほしい」と伝えているメッセージと捉えてみてください。

日常の中に「逆の動き」と「休ませる時間」を少し意識するだけで、体は少しずつ流動性を取り戻していきます。施術でも、その回復を後押しすることを大切にしています。

3回にわたってお読みいただき、ありがとうございました。



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