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春に向けた体の準備1

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春が近づいてくると、なぜか眠くなる、だるくなる、気分が沈みやすくなる……そんなご経験はありませんか? この季節の変わり目に体調が変わるのは、実は体が「季節に合わせて自分自身を整え直そう」としている、とても自然で健全なプロセスなんです。

整体の視点から見ると、冬と春では体の在りようがまったく違います。その違いを理解すると、春先の体の変化への向き合い方が変わってきますよ。

冬は体を「閉じる」季節

冬場、体がどんな状態になっているか、想像してみてください。

寒さが厳しい季節、体は「熱を逃がしてはいけない」という指令を受けます。そして、体全体——特に骨盤を中心に——がぎゅっと縮むような方向へ向かいます。これは、体の内側のエネルギーや温度を保つための、とても大切な仕組みなんです。

この「縮む」という変化は、単なる気持ちの問題ではありません。実際に背骨のカーブが変わり、骨盤が閉じ気味になり、全身の筋肉が緊張気味になっていくんです。冬場に肩がこりやすかったり、腰が重くなったりするのは、この体の「締まり」が関係しているんですね。

冬という季節は、整体では「神経系の季節」とも言われます。つまり、体を動かすエネルギーよりも、考えたり感じたりする心の働きが中心になりやすい時期。だからこそ、冬は家の中でじっとしていることが多くなり、外で思い切り動く機会が減ってしまうんです。

春は何が変わるのか

そこへ春が近づいてきます。立春を過ぎた頃から、気温が少しずつ上がり始めますね。体はこの気温の変化を敏感に感じ取って、「ああ、もう熱を溜め込んでいなくていいんだ」と判断し始めるんです。

するとどうなるか——体が「開く」方向へ向かい始めます。

この開きは、実は下から始まるんです。まず骨盤がゆるみ始め、そのゆるみが脊柱を下から上へと伝わっていき、やがて肩甲骨、首、そして後頭骨に到達していく。ちょうど、春の温かさが地面から空へと立ち上っていくようなイメージで、体の中心下部から上部へと、季節の変化が波紋のように広がっていくんですね。

整体的には「冬は縮む、春はゆるむ」というリズムが、人間の体に組み込まれているんです。これは植物が冬に葉を閉じて、春に花を開かせるのと同じ——自然の中で生きる生き物として当たり前のプロセスなんですよ。

春先に出やすい体の変化

ここからが大切なポイントです。この「開く」プロセスの中で、私たちの体にはいろいろな変化が現れるんです。そしてそれらは、多くの人が「不調」や「病気」だと思ってしまうんですね。

眠気やだるさが出やすくなります。これは、体が内側から外へエネルギーを広げようとしているから。普段と同じペースで動こうとすると、より疲れを感じやすくなるんです。

気分の揺れ情緒不安定さも現れやすい時期です。冬の間、神経系が内向きに働いていたのが、春になると外へ向かい始める——その切り替えの過程で、心も揺らぎやすくなるんですよ。

皮膚の状態が変わるのも、春先の大きな特徴です。冬の乾燥から、だんだん湿った空気へと環境が変わると、皮膚も呼吸しやすくなって、排泄が活発になります。だからこそ、花粉症のような症状や、肌のかゆみなどが出やすくなるんです。

排泄機能が活発になります。冬の間に体内に溜め込んだ老廃物を、春になると外へ出そうとするんです。だから便秘と下痢が交互に起こったり、尿の量が変わったりすることもあるんですね。

頭が重くなったり、疲れやすくなったりすることも。これは、冬の間に首や肩甲骨周辺に溜まった緊張が、春になってゆるみ始めるから。ちょうど、固く絞った布を水に浸して少しずつほぐしていく——そんなプロセスの中での反応なんです。

これは病気ではなく調整

ここで本当に大切な視点があります。

こうした春先の変化——眠さ、だるさ、気分の揺れ、皮膚症状、排泄の変化——これらを「異常」「病気」と捉えるか、それとも「自然な調整プロセス」として捉えるか。この考え方の違いが、春の過ごし方をガラッと変えてしまうんです。

整体では、こうした変化を「体が季節に適応し直そうとしている、自然で健全な働き」と見ます。つまり、あなたの体が「冬仕様」から「春仕様」へと脱皮しようとしているプロセスなんです。

例えるなら、蝶が蛹から羽化する過程みたいなもの。その最中は、確かに動きが鈍くなったり、表面は見た目にも不安定に見えたりします。でも、その過程を通り抜けることで、初めて新しい自分が誕生するんですよね。

春先に眠くなるのは、体が「弱い」からではなく、むしろ「敏感に季節変化に反応できる、感受性の高い体」だという証拠でもあるんです。

次回に向けて

こうした春への自然な変化があると分かると、次に出てくるのは「では、どうしたらいい?」という疑問ですよね。

実は、冬のうちから少しコツコツとケアをしておくと、春への移行をずっとスムーズにすることができるんです。骨盤が開きやすくしておく、肩甲骨をほぐしておく、後頭部の緊張をゆるめておく——こうした工夫が、春先の不調を大きく減らしていくんですよ。

次回は「今のうちにやっておきたいケア」について、自宅で簡単にできる具体的な方法をお話しします。体の三カ所を中心に、春への準備をしていきましょう。お楽しみに!



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