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朝、鏡を見たら顔がパンパンに腫れぼったい。夕方になると靴がきつくて、脱ぐときに足に靴下の跡がくっきり…。こんな経験、ありませんか?
特に11月頃から、こうした「むくみ」に悩まされる方が増えてきます。「水分を摂りすぎたかな」と思って控えてみても、なかなか改善しない。それどころか、かえって体が重だるく感じることもあるんです。
実は、この時期のむくみには、季節特有の理由があるんです。今日はその仕組みについて、お話ししていきますね。
体の排泄ルートが切り替わる季節
私たちの体は、季節によって老廃物や余分な水分の出し方を変えています。
夏の間は、たくさん汗をかきますよね。あの汗は体温調節だけでなく、体の中の老廃物や余分な水分を外に出す大切な役割も担っているんです。夏の間、腎臓は汗に排泄を「手伝ってもらえる」ので、比較的楽をしています。
ところが秋になって涼しくなってくると、汗をかく量がぐっと減ります。そうすると、今度は腎臓が主役になって、尿として老廃物や水分を出さなければいけなくなるんです。
ちょうど道路工事に例えるなら、夏は「汗という大きな道路」と「尿という道路」の二つがあったのに、秋になると「尿という道路」一本で全部の交通をさばかなければいけない状態です。当然、腎臓の負担は一気に増えますよね。
冷えが腎臓の働きを鈍らせる
さらに11月は、朝晩の冷え込みが本格的になってくる時期でもあります。
気温が下がると、体の表面だけでなく、お腹の奥にある腎臓周辺も冷えてきます。腎臓は冷えにとても敏感な臓器で、冷えると途端に働きが鈍くなってしまうんです。
ただでさえ排泄の仕事量が増えているのに、冷えで動きが鈍くなる。これでは余分な水分や老廃物がうまく処理できなくなってしまいます。
体は「今、ちょっと処理が追いつかないんです」と教えてくれている状態。それがむくみという形で現れるんですね。
むくみは体からのメッセージ
多くの方は、むくみを「困った症状」として捉えがちです。確かに、顔が腫れぼったかったり、靴がきつくなったりするのは不快ですよね。
でも整体的には、むくみは「悪いもの」ではなく、体からの大切なメッセージなんです。
「今、水の巡りがうまくいっていませんよ」 「腎臓が少し疲れていますよ」 「もう少し温めてあげてください」
体はこうやって、私たちに教えてくれているんです。
単に水分を控えれば解決する、というものではありません。大切なのは、なぜ今、体の水の巡りが滞っているのかを理解して、それに合わせた対応をしてあげること。
季節の変化に体が適応しようとしている途中で、ちょっと手こずっている状態なんだと思ってみてください。そう考えると、むくみへの向き合い方も変わってくるのではないでしょうか。
次回は「頻尿」の不思議
さて、この時期にむくみと同時に経験しやすいのが「頻尿」です。
「むくんでいるのに、トイレも近い」という一見矛盾した症状。実はこの二つ、深い関係があるんです。次回は、頻尿が教えてくれる体のメッセージについて、お話ししていきたいと思います。
むくみと頻尿、体は何を伝えようとしているのでしょうか。お楽しみに!
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