蒸しタオル法
蒸しタオル法は、タオルの温度変化を使い、体に熱刺激をを与えることによって、血液の循環を促し、痛みや不快感などの症状を緩和し、自然治癒力を促進させる大変優れた効果が有ります。
仕組み
症状の出ている部位に、直接、熱い蒸しタオルを当て、冷めたらまた熱くして当てることを数回(三~五回程度)繰り返します。蒸しタオルを当て始めた時は熱いタオルが、3~4分後には冷めてきます。
この数分間に起こる温度の差が筋肉に緊張と弛緩の動きを促がし、血液や体液の循環を促進して、痛みや不快感の原因になっていた老廃物が、患部から排出されることにより、症状が緩和されます。
やり方
準備するもの
少し厚手のタオル、熱湯及びゴム手袋、もしくは電子レンジ
蒸しタオルの作り方
- 熱湯を使う場合
やけどをしないようにゴム手袋を使い、熱湯に浸したタオルを絞ります。
- 電子レンジを使う場合
折りたたんだタオルを水に浸し、良く絞って電子レンジで1分~1分半温めます。
時間と回数
最初は熱かったタオルが、3~4分後には冷めてきます。冷めたらまた熱くして当てます。これを3回~5回繰り返して下さい。
当てる部位
症状によって変わります
- 後頭部から首にかけて
後頭部の一番出っ張っている所の下(ぼんのくぼ)から首にかけて蒸しタオルを当てます。ここは延髄と呼ばれる部分で、神経が背骨から脳につながり、血管や心臓、消化器、呼吸器など、生命維持にかかわる中枢部分です。ここに刺激を与えることによって、脳への血流がよくなるだけでなく、自律神経の働きなどが正常に調節されてきます。
適応症…頭痛・風邪・発熱・歯痛・中耳炎・花粉症・精神的ストレス・ストレスによる肩こりなど
- 症状のある部位に直接
適応症…肩こり・腰痛・関節炎・筋肉痛・便秘・腹痛・生理痛など