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部分浴法

部分浴全てに共通する注意点

  • 熱いお湯の、短時間での深い刺激を利用します。部分的な刺激が、全身浴より高い効果を出します。
  • お湯の温度は45度程度、足をお湯に入れた時に「ウッ!」となるくらいの熱さです。
  • すぐにお湯が冷めてきますので、熱湯を差し湯しながら温度を保ちます。
  • 水分補給を忘れないでください。

足湯

効果

  •  風邪を引いて、なかなか治らない時。特にノド(腎系)の風邪に有効
  •  頭の疲れがひどい時
  •  足の疲労が強い時
  •  冷え性の体質改善

これ以外にも継続的に足湯を続けたことで、低体温症が改善された例もあります。

やり方

1・両足が余裕を持って入る大きさの入れ物を用意します

2・くるぶしの下部分がつかる程度までお湯を入れます

3・足を浸します

4・5分したら、足をお湯から出し、良く拭きます。左右の足の皮膚の色の差を確認します。両足とも赤くなっていればそこで終了です。

5・左右の赤みに差があれば赤くなっていない方をさらに2分お湯に浸します

脚湯

効果

脚湯は、主に風邪で胃腸に症状が出た時に使います。

やり方

  1. ヒザの下まで浸かるような深さの風呂または入れ物を用意します
  2. 膝下まで湯に浸します
  3. 5~7分程で脚を湯から出し、乾いたタオルで拭き取ります。両脚とも赤くなっていればそれで終了です。
  4. 左右の赤みに差があれば赤くなっていない方をさらに2分お湯に浸します

肘湯

腕の使い過ぎや頭の疲労、風邪等で呼吸器系に負担がかかった時に行います。

肺の負担を軽減し、大胸筋が緩んでくるので、これを行った後に、だるくなったり、眠気、疲労感が出ることがあります。

硬直した呼吸器が緩むとだるさや疲労感、眠気が出ます。その後はしっかりと休息をとって下さい。

やり方

  1. 肘から手先までが浸かる大きさの容器を用意します
  2. 肘から手先までお湯に浸けます
  3. 5~7分程で腕を湯から出し、乾いたタオルで拭き取ります。両腕とも赤くなっていればそれで終了です。
  4. 左右の赤みに差があれば赤くなっていない方をさらに2分お湯に浸します

 肘湯をすると大量に汗が出ます。しっかり拭き取って下さい。

腰湯

臍から下の骨盤や下半身を高い温度で温めることで、リンパや血液の流れをよくし、老廃物を汗で体の外に排出します。

適応症は、冷え性便秘下痢腎臓むくみ皮膚病婦人科病など幅広く効果があります。

やり方

  1. バスタブに臍の高さまで浸かるようにお湯を張ります
  2. 臍の高さまでお湯に浸かります。上半身は服を着るか、バスタオルなどで覆って下さい
  3. 5分経ったらお湯から出て良く拭きとります

全身浴の時よりも大量の汗が長時間出ます。しっかり拭き取って下さい。