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手当てのちから 触れることで体は変わる2

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前回は、手を当てることで体の緊張がほどけ、自然治癒力が働きやすくなる、というお話をしました。

今回は、では整体での手当てとはそもそもどういう考え方に基づいているのか——「治す」と「整える」の違いについて、もう少し掘り下げてみたいと思います。


「治してあげる」という発想の落とし穴

病院に行くと、医師が診断を下し、薬や処置によって症状を取り除いてくれます。これはとても大切な医療の役割です。ただ、その流れに慣れていると、「不調があれば、誰かに治してもらうもの」という感覚が自然と身につきやすくなります。

整体の施術に来られる方の中にも、「先生に治してもらいに来た」という気持ちの方は少なくありません。その気持ちはよくわかりますし、楽になっていただきたいのはもちろんです。

でも、整体での手当ては、「治してあげる行為」とは少し違うんです。


体はすでに、回復しようとしている

前回もお話ししましたが、体には自然治癒力が備わっています。傷口が自然にふさがるように、風邪をひいても安静にしていれば回復するように、体は常に「整った状態に戻ろうとする力」を持っています。

ところが、その力がうまく働けない状態になっていることがあります。疲労が積み重なっていたり、体のどこかに慢性的な緊張が居座っていたり。そういうとき、体は回復しようとしているのに、なかなか前に進めない——そんな状態に陥っています。

整体での手当ては、この「詰まった状態」をそっとほどいてあげることが目的です。体が本来もっている力を引き出すのであって、外から何かを与えるのではありません。


「待つ」ことの意味

施術中、私がただ静かに手を当てて、しばらくじっとしていることがありますよね。「何もしていないの?」と思われることもあるかもしれません。

あれは、体の反応を待っているんです。

手を当てると、最初は体が少し緊張することがあります。「触られた」という刺激への反応です。でもそのままそっと待っていると、だんだん体がその手に慣れてきて、ふっとゆるむ瞬間がある。その「ゆるみ」こそが、体が回復モードに入ったサインです。

力を加えて変化させるのではなく、変化が起きるまで静かに付き合う。それが手当ての基本的な姿勢です。


「整える」とはどういうことか

「治す」が症状を外から取り除くイメージだとすると、「整える」は体が自分で動けるよう条件を整えるイメージです。

たとえば、庭師が木を育てるとき、木そのものを成長させることはできません。でも、日当たりをよくしたり、余分な枝を払ったり、水はけを改善したりすることで、木が自分で育ちやすい環境を整えることはできる。整体での手当ても、これに近い感覚です。

体の緊張をほどき、呼吸が深くなる余地をつくり、血の流れが滞っているところをゆるめる。そうすることで、体が自分で回復していく道筋が開けてくる。

症状を直接「消す」のではなく、体が自分で動ける状態をつくること——これが整体の手当てが目指していることです。

次回は、この手当ての考え方を日常生活に取り入れる方法についてお話しします。実は、自分自身への手当ても、立派なセルフケアになるんです。



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