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感受性が高い体と低い体、どちらが健康か?2

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前回は「風邪をひかない体が、必ずしも健康とは言えない」というお話をしました。感受性が高い体=小さな変化にちゃんと反応できる体こそが、整体が考える本当の健康だというお話でしたね。

今回はその続きです。「では、体の感受性はなぜ下がってしまうのか?」を一緒に考えてみましょう。


症状が出るたびに「止める」を繰り返すと

体の感受性が下がる原因として、まず一番大きいと感じているのが、「症状を薬で抑え続ける習慣」です。

熱が出れば解熱剤、頭が痛ければ鎮痛剤、鼻水が出れば鼻炎薬……。これ自体を責めているわけではありません。つらい症状をなんとかしたいという気持ちは、当然のことです。

ただ、体の側から見るとどうなっているかというと、体は「異変あり、対処が必要」と判断して症状を出しているんです。発熱は、ウイルスと戦うために体温を上げている体の努力の結果。鼻水は、体の中に入ってきた異物を外に出そうとする排泄の働きです。

それを繰り返し「止める」と、体はどうなるでしょう。「反応しても止められるなら、もう反応しなくていいか」と、だんだん信号を出さなくなっていくんです。これが、感受性が少しずつ下がっていく仕組みのひとつです。


「快適すぎる環境」も体を鈍らせる

もうひとつ、見落とされがちな原因があります。それは、現代の「快適すぎる生活環境」です。

夏は冷房、冬は暖房。室内はいつも一定の温度。外に出ても、すぐにビルの中に入る。体が暑さや寒さに自力で対応する機会が、どんどん減っています。

体の感受性というのは、ちょうど筋肉と似ています。使わなければ、衰えていく。寒ければ血管を収縮させて熱を逃がさないようにする、暑ければ汗をかいて体温を下げる、こうした体の調整力は、実際に温度変化にさらされることで鍛えられていくものなんです。

常に「ちょうど良い環境」の中にいると、体はその調整を必要としなくなる。そうして少しずつ、外の変化に反応する力が落ちていきます。


「疲れを感じにくい体」は危ない

感受性が下がることの、もうひとつの怖さがあります。それは、「疲れを感じにくくなる」ことです。

体が敏感であれば、少し無理をしたときにすぐ「だるい」「重い」というサインを出してくれます。そのサインを受けとって休む、それが体のリズムです。

ところが感受性が低くなると、このサインが出にくくなる。疲れていても疲れを感じない。だから休まない。疲労がどんどん積み重なっていく。そしてある日、突然大きな形で体が悲鳴を上げる。

「急に倒れた」「ある日から動けなくなった」というケースの多くは、こうして体からの小さなサインを受け取れなくなっていた積み重ねが背景にあることが少なくありません。


「反応できること」が、体の力の証

体が反応するということは、体がまだ元気に働いているということです。風邪をひく、疲れを感じる、季節の変わり目に体が少し揺れる。こうした反応を「弱さ」と捉えるのではなく、「体がちゃんと働いているサイン」として受け止める。

そんな見方が整体には根本にあります。

感受性が高い体は、少し不便に感じることもあるかもしれません。でも、その「感じる力」こそが、自分の体を守る一番の力でもあるんです。

次回は、「では、下がってしまった感受性を、どうやって取り戻すか」をお話ししていきます。日常の中でできることを、一緒に考えていきましょう。感受性の変化は、気づいてから少しずつ取り戻していけます。もし体のことで気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。



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