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前回は、整体では風邪を「脱皮の機会」として捉えることをお話ししました。では、実際に風邪を引いたときは、どのように過ごせばいいのでしょうか。大切なのは「風邪を治す」のではなく「風邪を経過させる」という姿勢です。
「治す」のではなく「経過させる」という発想
医学的なアプローチでは、症状を軽減することに主眼が置かれます。熱が出たら解熱剤を飲む、咳が出たら咳止めを使う——このように、不快な症状をできるだけ早く取り除こうとするわけです。
一方、整体的なアプローチは異なります。発熱や咳といった症状を「体が自ら調整しているプロセス」として見るため、それを妨げるのではなく、むしろそのプロセスを応援しようとするんです。つまり、「風邪を治す」というより「風邪を経過させる、その過程を助ける」という発想ですね。この姿勢の違いが、実は大きな効果の違いにつながるんです。
整体的な風邪対応の3本柱:「休む・温める・出し切る」
では、具体的には何をするのでしょうか。整体的な風邪対応は、シンプルな3つのポイントに集約されます。
1つ目は「休む」ことです。風邪を引いたときの休みは、単なる「サボり」ではなく「体が求めている状態」なんです。体が風邪を経過させるために、エネルギーを集中させたいのです。仕事や家事は後回しにして、できるだけ静かな環境でよく眠る。この「休み」こそが、風邪を経過させるための最大の療法なんですね。
2つ目は「温める」ことです。冷えた体では、風邪の経過もスムーズになりません。背中、腰、首——こうした部分をよく温めることで、体の調整がスムーズに進んでいくんです。
3つ目は「出し切る」ことです。発汗、咳、鼻水——これらは全て排泄反応です。これらが十分に出き切ってこそ、体の調整が完成するんです。この3つが揃うとき、風邪は最も効果的に経過していくんですね。
発熱への向き合い方~症状を止めるのではなく経過させる
風邪を引いたとき、多くの人は熱を下げようとします。でも整体的には、この考え方は逆なんです。熱は、体が病原体と戦っている証拠です。むしろ、その熱を「上げきる」ことが重要なんです。
熱がピークに達してから自然に下がっていく——この流れを完結させることで、体の調整が完成するわけです。ですから、氷枕で冷やしたり、解熱剤で熱を無理に下げたりするのは、体の調整を途中で止めてしまうようなものなんです。「ピークまで上げきれば、あとは自然に下がる」——これが整体的な熱との向き合い方なんですね。
風邪を経過させることで育つもの
風邪を上手に経過させることで、体にはピッチリとした変化が起こります。でも、それだけではありません。あなた自身の中にも大きな変化が起こるんです。それは、体への信頼感です。
風邪という経験の中で、医学に頼るのではなく、自分の体の力を信じ、その力がしっかり機能することを実感する。その経験が、今後の人生における体への向き合い方を大きく変えるんですね。
次回は、この風邪を経過させた後の体の変化と、春へ向けた体づくりについてお話ししていきたいと思います。風邪を「敵」ではなく「味方」として、その経過を丁寧に支えること。それが、整体的な冬の乗り越え方なんです。
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