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冬に向けた体づくり1

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「冬になれば冬の体にならねばならぬ」

これは、整体の創始者である野口晴哉が残した言葉です。体は季節とともに変化していく。当たり前のようでいて、私たちは意外とこのことを忘れてしまっているんですね。

11月も中旬に入り、朝晩の冷え込みがぐっと厳しくなってきました。今、あなたの体の中では、冬に向けた大きな変化が起こっているんです。

夏と冬、体はこんなに違う

夏と冬では、体の状態がまったく違います。

夏の体は「開く」季節です。汗腺が開いて汗をたくさんかき、体全体が緩んで、熱を外に逃がしやすい状態になっています。暑さに対応するための「夏仕様」なんですね。

一方、冬の体は「閉じる」季節です。植物が冬になると葉を閉じて、内側に栄養を蓄えるように、人間の体も閉じて、熱を外に逃がさないようにします。

具体的には、骨盤が閉じていき、皮膚も縮んで汗をかきにくくなります。体全体が引き締まって、熱を内側にこもらせる状態へと変化していくんです。

今は大切な移行期

そして今、11月という時期は、まさにこの「夏仕様」から「冬仕様」へと切り替わる移行期なんです。

前回の「秋の冷え」のお話でも触れましたが、この移行期は体が無防備になりやすい時期。だからこそ、この時期にしっかり体を整えることが、冬を元気に過ごすための鍵になります。

無理に夏のように体を開こうとするのではなく、閉じていく自然な流れに身を任せる。体が冬に向かって変化しようとしているのを、邪魔しないことが大切なんですね。

冬仕様の体とは

では、冬仕様の体とは、どんな状態でしょうか。

それは、寒さに適応して、体の内部で熱生産が活発に行われている状態です。外は寒くても、体の中心はしっかりと温かい。そんな体が理想なんですね。

そのために何より大切なのは、「体を冷やさない」ことです。

整体では、体が冷えると良いことがないと考えています。冷えは万病のもと、という言葉もありますよね。血流が悪くなり、内臓の働きが鈍り、免疫力も下がってしまいます。

だから、防寒対策は大袈裟なくらいでちょうどいいんです。「まだ大丈夫」と思っているうちに、体は冷えていきます。

体の声に耳を傾ける

とはいえ、冬支度は人それぞれ。体質や生活環境によって、必要な対策も違ってきます。

大切なのは、自分の体の声に耳を傾けること。「最近、朝起きるのがつらい」「手足が冷えやすくなった」「なんとなく疲れやすい」…そんな小さなサインを見逃さないことです。

これらは、体が「そろそろ冬の準備を本格的に始めてくださいね」と教えてくれているメッセージかもしれません。

冬は「閉じて蓄える」季節

冬というと、寒くて辛い季節というイメージがあるかもしれません。でも、整体の視点から見ると、冬は「閉じて蓄える」大切な季節なんです。

外に向かって発散していた夏のエネルギーを、今度は内側に集めて、じっくりと養う時期。次の春に向けて、体の奥底に力を蓄えていく時期なんですね。

そのためには、今この11月という移行期に、しっかりと体を整えておくことが大切です。


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