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胃腸と背中の意外な関係2

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前回は「食欲の秋」の裏に隠された体のメカニズムについてお話ししました。今回は、秋の胃腸の疲れが意外な場所に現れることについてお話ししていきますね。

「最近背中がこる」「肩甲骨の間が重い」…そんな症状を感じていませんか?実は、これらの症状は胃腸の疲れが背中に現れている可能性があるんです。

背中は全身の地図

整体では、背中を「全身の地図」と呼ぶことがあります。背骨や背筋の状態を観察することで、内臓の疲労や不調を読み取ることができるからなんです。

特に胃腸と背骨には深い関係があります。胃は胸椎6~8番あたり、肝臓・脾臓は胸椎7~9番、腎臓は胸椎10~11番が最も深く関わっているとされています。これらの場所にコリや緊張が出ている場合、その内臓の働きの低下や過労が示唆されるんです。

秋になって食欲が増し、胃腸に負担がかかると、まずこれらの背骨周辺の筋肉が硬くなったり、圧痛が出たりします。

なぜ内臓の不調が背中に現れるのか

では、なぜ胃腸の不調が背中に現れるのでしょうか?

背骨を通る神経は、内臓とも深く関係しています。胃腸の働きが鈍くなったり、過度に刺激されたりすると、その情報が神経を通じて背骨周辺に伝わり、筋肉の緊張として現れるんです。

また、エネルギー(気)の流れという観点から見ると、胃腸で滞りが生じると、その影響が背中にも及ぶと考えられています。

体の声を聞いた秋の過ごし方

背中と胃腸の関係を理解したところで、では具体的にどのような対策を取ればよいのでしょうか。

まず大切なのは、前回お話しした食欲のコントロールです。食欲が増しても「腹八分目」を心がけることで、胃腸への負担を軽減し、結果として背中の緊張も和らげることができます。

そして、冷えた胃腸を温めることも重要です。冷たい飲み物は控えめにして、温かい汁物を積極的に取り入れてみてください。胃腸が温まると消化の働きも良くなりますし、背中の筋肉もリラックスしやすくなります。

また、腎臓をサポートするために、足湯で下半身を温めることもおすすめです。足首まで42〜45度のお湯に6分ほど浸けると、腎臓の働きも活発になり、背中の緊張も緩みやすくなります。

体が送っているサインを正しく理解することで、背中のコリも胃腸の不調も、根本から改善していくことができるんです。

次回は、背中から胃腸を整える具体的なセルフケア方法について、詳しくお話ししていきたいと思います。お楽しみに!

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