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これまで、秋は真冬以上に冷えやすいこと、そして冷えが体と心に様々な影響を与えることをお話ししてきました。今回は、いよいよ実践編です。
秋の冷えにどう対処すればいいのか、具体的な方法をご紹介していきますね。
まずは「早めの切り替え」を意識する
秋の冷え対策で一番大切なのは、「まだ大丈夫」と思わないことです。
「日中は暖かいから」と薄着のままでいたり、夏の布団をそのまま使っていたりしませんか?体はまだ夏仕様なので、少しの冷えでも影響を受けやすい時期です。
寝具は気温の変化に応じて早めに厚めのものに切り替えましょう。特に明け方の冷え込みに備えて、少し厚めかなと思うくらいがちょうどいいんです。
また、寝る場所も工夫してみてください。窓際は冷気が入りやすいので、できれば窓から離れた場所に。難しい場合は、厚手のカーテンで冷気を遮るだけでも違います。
お風呂の力を借りる
秋の冷え対策に、入浴はとても効果的です。
ポイントは、就寝の1時間以上前に入ること。お風呂でしっかり温まって、汗をかいたらよく拭き取ってから布団に入ります。体が冷める前に寝てしまうと、逆に汗が冷えて体を冷やしてしまうんですね。
時間がない時は、足湯でも十分効果があります。洗面器に少し熱めのお湯を張って、くるぶしまで浸けて5分ほど。これだけで下半身の血流が良くなり、体全体が温まってきます。
腰湯も秋にはおすすめです。腰から下をお湯に浸けることで、腎臓まわりを温めることができます。
食事で体の内側から温める
秋は食べ物で体を温めることも大切です。
温かい汁物や煮物、根菜類を意識して摂りましょう。味噌汁や豚汁、けんちん汁など、具だくさんの汁物は水分補給にもなりますし、体を芯から温めてくれます。
逆に、生野菜のサラダや冷たい飲み物は体を冷やします。野菜を摂る時も、温野菜や煮物にするといいですね。
ただし、前回お話しした「食欲の秋」には注意が必要です。食欲が増すのは冷えのサインでもあるので、食べ過ぎには気をつけて。腹八分目を心がけましょう。
セルフケアで体を整える
日常的にできるセルフケアもご紹介します。
まず、腎臓まわりを温めること。両手を腰に当てて、背中の下の方をじんわり温めます。手のひらの温かさが伝わるように、ゆっくり呼吸しながら1分ほど。朝起きた時や寝る前に行うと効果的です。
足首回しも簡単で効果的です。座った状態で片足ずつ、足首をゆっくり大きく回します。右回り10回、左回り10回。これで末端の血流が良くなり、冷えにくくなります。
そして、呼吸です。以前お話しした深い呼吸を思い出してください。ゆっくり深く吐く呼吸は、体の緊張を緩め、自律神経を整えてくれます。
体の声を聞きながら、無理なく続ける
これらの対策、全部を完璧にやろうとしなくて大丈夫です。
ご自身の生活リズムに合わせて、できることから始めてみてください。「今日は足湯だけ」「今日は早めに布団を厚くしてみよう」それで十分なんです。
大切なのは、体の声を聞くこと。「今日は冷えてるな」と感じたら、いつもより温かくする。「体が重いな」と感じたら、少し動いてみる。そうやって体と対話しながら、自分に合った方法を見つけていってください。
秋は「整える」「形作る」大切な季節です。この時期に体をしっかり整えることが、冬を元気に過ごすための土台になります。
無理せず、でも意識的に。一緒に秋の体を整えていきましょう。
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