「昨日は美味しく食べられたのに、今日は全然受け付けない…」こんな経験は誰にでもあるでしょう。この変化は単なる気まぐれではなく、私たちの体からの大切なメッセージなのです。
ある患者さんの例を挙げると、普段大好きな天ぷらが疲れが溜まった日には「油っぽくて食べられない」と感じた一方、十分な休息を取った翌日には「とても美味しい」と感じたそうです。この変化には深い意味があります。
私たちの体には、常に内部環境を一定に保とうとする「ホメオスタシス」という力が働いています。体調によって食べ物の受け付け方が変わるのは、この力の表れなのです。真夏の暑い日に熱々のラーメンより冷たい素麺が食べたくなるのは、体温調節のために余分なエネルギーを使わないようにする体からのサインです。
また、私たちの胃腸には自然なリズムがあります。朝は胃腸の働きが穏やかで、午前中から午後にかけて徐々に活発になっていきます。しかし現代社会では、この体のリズムを無視した食生活を送りがちです。忙しい朝に無理に食べる、短時間で重いランチを平らげる、夜遅くまで付き合いで食事をする—こうした習慣が続くと、体は少しずつ悲鳴を上げ始めます。
健康的な食事のために大切なのは、その日の体調や環境に合わせて柔軟に食事を選ぶこと。そして、体の自然なリズムに合わせた食事時間を意識することです。朝は軽めに始め、昼にかけて徐々に量を増やし、夜は早めに軽い食事で終えることが理想的です。
私たちの体は実に賢く正直です。日々の食事を通して体が語りかけるメッセージに耳を傾けることで、本当に必要なものが見えてきます。それはより健康的な生活への確かな第一歩となるでしょう。
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