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冬の準備で、意外と見落とされがちなのが「水分補給」です。
冬は空気が乾燥します。そして、空気が乾燥すると、体も乾きやすくなるんですね。夏のように喉の渇きを感じにくいので、つい水分補給を怠ってしまいがちです。
でも、体の水分が不足すると、様々な不調が現れます。皮膚がかゆくなったり、動悸がしたり。そして、血圧が上がりやすくなるんです。
水分不足と血圧の話
先日、健康診断を受けたんです。朝起きて、水も飲まずに病院へ行って検査を受けました。
そうしたら、血圧が130もあったんですね。普段は100くらいなのに、びっくりしました。
これは、体が乾いていると血液が濃くなって、血圧が上がってしまうからなんですね。特に冬の乾燥した季節は、気づかないうちに体の水分が不足しやすいんです。
だからこそ、冬こそ意識的な水分補給が大切。常温の水を、こまめに少しずつ飲むことを心がけてください。
骨盤と股関節の柔軟性を保つ
冬になると、寒さで体が固まりやすくなります。特に下半身ですね。
血流やリンパの流れを良く保つためには、骨盤と股関節の柔軟性がとても大切です。ここが固くなると、下半身が冷えやすくなり、老廃物も溜まりやすくなってしまいます。
簡単にできるのが、胡坐をかいて膝をパタパタと動かすこと。床に座って、膝を外側に開いたり内側に閉じたり。これだけで股関節がほぐれてきます。
足首を回すのもいいですね。座ったままでも、寝る前でもできます。右回り10回、左回り10回。末端の血流が良くなると、冷えにくくなります。
腎の養生を意識する
整体では、冬は「腎」の季節と考えます。
腎というのは、腎臓だけでなく、体力の基礎、生命力そのものに関わる大切な働きです。冬にこの腎をしっかり養うことが、一年の健康を支えることにつながります。
腎のケアで一番大切なのは、腰を冷やさないこと。
腰の後ろ、ちょうど腎臓のあたりに手を当ててみてください。冷たく感じませんか？ここが冷えているようなら、しっかり温める必要があります。
手のひらを当てて、じんわり温める。これだけでも立派なセルフケアです。寝る前に1分、朝起きた時に1分。これを習慣にするだけで、体の芯から温まりやすくなります。
準備は今から始める
冬本番はまだ先だと思っていませんか？
でも、体の準備は今から始めることが大切なんです。寒くなってから慌てて対策をしても、体はすぐには変わりません。
水分補給、体の柔軟性、背中のケア、腎の養生。どれも難しいことではありません。日常のちょっとした意識で、できることばかりです。
次回は、服装の工夫や、さらに具体的な日常生活での冬の体づくりをお話ししていきたいと思います。
冬の準備、一緒に進めていきましょう。お楽しみに！
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